[8p-A405-1~13] 3.9 テラヘルツ全般

[8p-A405-9] テラヘルツ分光に適した新規マイクロ流路デバイス作製の試み

〇芹田 和則¹、濱田 輝¹、北岸 恵子¹、川井 隆之²、斗内 政吉¹ (1.阪大レーザー研、2.理研QBiC)

キーワード：テラヘルツ、マイクロチップ、非線形光学結晶

微量溶液の安定した定量評価を目的に、ジメチルポリシロキサン製テラヘルツ（THz）マイクロ流路チップの検討を行った。本手法では、流路近傍で局所的に発生するTHz波光源と流路内溶液を相互作用させることで高感度な分光測定を可能としている。取得した時間波形において、溶液濃度変化に伴いピーク強度と位相の変化が観測できたことから、本手法が溶液分析用の高感度THzマイクロチップとして利用できる可能性を示すことが出来た。