[14p-F206-1~13] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[14p-F206-12] Fe₂VAl/重金属系人工超格子の熱伝導度低減効果

〇(PC)廣井 慧^1,2、竹内 恒弘^2,3 (1.物材機構、2.豊工大工、3.JSTさきがけ)

キーワード：熱電材料、人工超格子、フォノン

格子熱伝導度の低減による熱電材料特性向上指針を明らかにするために、高い出力因子を呈する熱電材料Fe₂VAl系材料を対象として人工超格子膜の作成を行った。XRDおよび断面TEM像より、良好な多層膜形成が確認された。熱伝導度は超格子周期長に強く依存し、周期20 nm以上では弾道フォノンモデルとよく一致したが、短周期長領域ではフォノンのコヒーレンスが現れ、モデルからの乖離を示した。