2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[19p-432-1~8] 3次元積層集積デバイスによる半導体集積回路技術の進展と展望

2018年9月19日(水) 13:45 〜 17:30 432 (432)

黒木 伸一郎(広島大)、中村 誠(富士通研)

13:45 〜 14:15

[19p-432-1] 三次元積層集積デバイスによる半導体集積回路技術の進展と展望

大場 隆之1 (1.東工大)

キーワード:半導体、三次元集積、ウエハ積層

10年以上前,三次元積層をウエハでやります,積層数には理論限界はない(これは言い過ぎだが)と説明したら,実装の世界ではあまり関心を持たれなかった.そもそもウエハ積層を始めたのは,-微細化すればチップコストが小さくなる―,そんなおいしい話は長続きしないと考えていたからである.また,ウエハ積層プロセスをまとめて前工程並みに仕上げるためには,プロセス装置や材料の開発に軽く10年以上はかかるためである.そうこうしている間に,微細化限界が秒読み入ったせいか,三次元人口が増えてウエハ積層は昔に比べて開発しやすい環境になった.本講演では,筆者らが本学WOW Allianceで開発した300mmウエハの超薄化と積層技術,積層ウエハ間にバンプを用いない垂直配線技術を中心に次世代高集積技術について紹介する.