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[20a-141-8] 4H-SiC(0001)/SiO2界面の炭素ダングリングボンド欠陥(PbCセンター)
キーワード:炭化ケイ素、MOS界面欠陥、電子スピン共鳴
4H-SiC(0001)面(通称Si面)を熱酸化すると2~4×1012 cm-2の「界面炭素欠陥」が発生することが私達の最近の電子スピン共鳴分光(ESR)観察で明らかになっている。この界面欠陥は電子トラップとして働き、可動キャリアを減らす。このような可動キャリアの減少がSi面MOSFETにおける移動度劣化と結びついていると考えられる。今回は、この界面欠陥がPbCセンター(界面炭素ダングリングボンド)か、それによく似た欠陥であることを報告する。