2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.9 化合物太陽電池

[18p-F310-1~7] 13.9 化合物太陽電池

2018年3月18日(日) 13:45 〜 15:30 F310 (61-310)

田中 久仁彦(長岡技科大)

14:15 〜 14:30

[18p-F310-3] 異なるS/(S+Se)比を有するCu2ZnSn(S,Se)4太陽電池に対するポストアニールの影響

〇(DC)杉本 寛太1、陶山 直樹1、中田 和吉1、山田 明1 (1.東工大工学院)

キーワード:CZTSSe、太陽電池、カルコゲナイド

Cu2ZnSn(S,Se)4 (CZTSSe)は希少金属を用いないことから大規模な生産が期待できる太陽電池用材料である。これまで、S/(S+Se)比が1であるCu2ZnSnS4太陽電池に対してポストアニールの導入による変換効率の向上が報告されている。本発表ではCZTSSe膜のS/(S+Se)比とポストアニールとの関係について調査した。CZTSSe膜のS/(S+Se)比に関わらず、ポストアニールによって開放電圧が向上した。一方、S/(S+Se)比の減少に伴って短絡電流密度と曲線因子はポストアニールによって減少することを確認した。