2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[18p-P5-1~22] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2018年3月18日(日) 13:30 〜 15:30 P5 (ベルサール高田馬場)

13:30 〜 15:30

[18p-P5-20] 低温原子層堆積によるフォトニック結晶ナノレーザセンサの安定化 (II)
-発振しきい値と化学安定性の堆積温度依存性

坂田 晟大1、渡邊 敬介1、馬場 俊彦1 (1.横国大院工)

キーワード:原子層堆積、フォトニック結晶ナノレーザ、界面準位

GaInAsPフォトニック結晶ナノレーザを用いたバイオセンシングでは,ナノレーザ表面にZrO2を原子層堆積させることで,半導体の酸化やエッチングから保護している.今回はZrO2の堆積温度を様々に変えてナノレーザの発振特性を網羅的に調べ,ZrO2膜の化学耐性を調査した.低温では界面準位の生成を抑制することで,ナノレーザのしきい値が下がった.しかし,低温堆積は膜の密度が低く,化学的安定性が低いことがわかった.