2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.7 レーザープロセシング

[19p-A404-1~19] 3.7 レーザープロセシング

2018年3月19日(月) 13:15 〜 18:45 A404 (54-404)

吉田 岳人(阿南高専)、寺川 光洋(慶大)

15:45 〜 16:00

[19p-A404-9] フェムト秒レーザ照射誘起改質を応用したNi/SiC界面における低温拡散

〇(B)渕上 裕暉1、橋本 拓哉1、川上 博貴1、植木 智之1、富田 卓朗1、岡田 達也1、田中 康弘2 (1.徳島大工、2.香川大工)

キーワード:SiC、フェムト秒レーザ、改質

フェムト秒レーザ誘起改質によるNi/SiC界面における低温拡散について実験的研究を行った.673Kでのアニール前後における2つの異なるパルスエネルギ(レーザフルエンスで0.84及び0.60J/cm2) による照射ライン断面を比較した.0.60J/cm2のレーザフルエンスにおいては,アニール後の界面において独立した平たい形状をしたNi基微粒子が形成していた.粒子下のSiC結晶には欠陥がなかった.今回の実験結果はフェムト秒レーザ誘起改質の,転位や積層欠陥等の結晶欠陥の導入を伴わない,低温でのコンタクト形成への可能性を示している.