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[19p-P4-12] モザイク基板上ダイヤモンドショットキーバリアダイオードの特性解析
キーワード:ダイヤモンド、ショットキーダイオード、ウェハ
モザイク基板は,複数枚のダイヤモンド種結晶を平板状に配列しCVD 成長で接合した大口径ウェハである.種基板のオフ方向制御,合成中の基板温度一様性向上等により,接合領域に空隙を含まない40x60 mm2 の高品質ウェハが実現している.本研究では,モザイク基板上に擬似縦型ショットキーバリアダイオード (SBD) を作製し,各種デバイス特性を評価した.接合境界部では結晶の不連続性に起因する多数の欠陥を伴うため,デバイス特性劣化が予想されるが,今回試作した素子では境界内/外に関わらず良好な特性 (整流比8桁,最大耐圧4MV/cm) を示した.大口径ウェハとしての有用性を示しており,パワーデバイス用基板として今後の利用が期待される.