2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[18a-E203-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2019年9月18日(水) 09:00 〜 12:15 E203 (E203)

林 智広(東工大)、淺川 雅(金沢大)

11:45 〜 12:00

[18a-E203-11] 脂質膜表面を足場とする膜孔形成タンパク質分子のFM-AFMを用いたその場観察

平田 芳樹1、木南 裕昭2、小林 圭2、田中 睦生3、黒澤 茂1、山田 啓文2 (1.産総研、2.京大工、3.埼玉工大)

キーワード:膜タンパク質、膜孔形成毒素、周波数変調型原子間力顕微鏡

膜孔形成毒素(PFT)は水溶性のタンパク質として発現し、標的細胞の細胞膜上で自己組織化を起こして膜貫通小孔を形成して細胞機能を失わせることが知られている。あたかも分子機械のように働くその機構や応用には注目が集まっている。本発表では細胞膜を模した脂質二分子膜を基板上に付着させ、その表面上での細孔形成過程を溶液中で周波数変調型原子間力顕微鏡 (FM-AFM) でその場観察した結果を報告する。