2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[18p-C213-1~16] 2.2 検出器開発

2019年9月18日(水) 13:15 〜 17:30 C213 (C213)

人見 啓太朗(東北大)、島添 健次(東大)

16:30 〜 16:45

[18p-C213-13] ガンマ線検出用位置検出型TES型マイクロカロリメータ

浅川 真矢1、伊豫本 直子1、鶴田 哲也1、西田 佳樹1、濱村 雪乃1、久留米 勇太1、前畑 京介1、満田 和久2、林 佑2、村松 はるか2 (1.九州大工、2.宇宙研)

キーワード:放射線検出器、超伝導転移端型温度計素子、マイクロカロリーメータ

現在、開発されている放射線検出器の中で優れたエネルギー分解能を実現しているものに超伝導転移端温度計(Transition Edge Sensor : TES)型マイクロカロリーメータがある。このTES型マイクロカロリーメータは主に0.1 ~ 200 keV程度のエネルギー領域において利用されている。我々は、放射線入射位置を検出することで、撮像能力を持つガンマ線検出用TES型マイクロカロリーメータの開発を目指している。放射線入射位置特定のために、多数小さな素子を並べ、計測を行う方法が考えられるが、これは読出し回路の配線数が多くなり、ジュール熱による発熱や読出し回路の簡素化の点で都合が悪い。したがって、我々はこの問題を解決するために、ガンマ線検出用位置検出型TES(Position - Sensitive TES : PoST)型マイクロカロリーメータの開発を目指す。