[18p-PA1-1~14] 3.2 材料・機器光学

[18p-PA1-10] アルカリ塩添加によるメチルイエロー熱異性化速度の変化

〇矢野 篤子¹、佐藤 圭依¹、矢野 隆治¹ (1.室工大)

キーワード：アゾ色素、熱異性化、塩

エタノール中メチルイエローの熱異性化反応に対する、4種のアルカリ塩 (NaCl, KCl, NaBr, KBr)水溶液の添加効果について調べた。効果は塩濃度の増加とともに増加する。Na⁺はK⁺よりも大きな効果を示す。Br^-とCl^-のどちらがより大きな効果を示すのかは、対になる陽イオンの種類による。反応が加速される原因はMYと陽イオン間の相互作用と考える。自由カチオンの濃度は対になる陰イオンの種類に依存するため、Br塩とCl塩で効果に些少な違いが出る。