[19a-E208-1~10] 【CS.3】 3.10 光量子物理・技術、3.11 フォトニック構造・現象、9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート、11.5 接合、回路作製プロセスおよびデジタル応用、13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイスのコードシェアセッション

△ [19a-E208-3] Er,O共添加GaAsを用いた高Q値2次元フォトニック結晶ナノ共振器の光学特性

〇(DC)小川 雅之¹、舘林 潤¹、半澤 弘昌²、東 諒磨¹、保見 凌平¹、市川 修平¹、近藤 正彦¹、藤原 康文¹ (1.阪大院工、2.阪大基礎工)

キーワード：半導体、希土類、フォトニック結晶

GaAs結晶中に酸素と共添加したEr³⁺イオンは、波長1.5 µm帯において発光波長の温度安定性の非常に高い、かつ鋭い輝線スペクトルを示すため、光周波数基準光源への応用が期待される。今回、単一の共振器モードをもつ高Q値構造であるマルチステップ・ダブルヘテロ共振器をEr,O共添加GaAsを利得媒質として作製し、顕微フォトルミネッセンス測定を行ったところ、Er³⁺イオンの発光と共振器モードのもつ鋭い輝線のカップリングを観測した。