2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[19a-PA1-1~14] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2019年9月19日(木) 09:30 〜 11:30 PA1 (第一体育館)

09:30 〜 11:30

[19a-PA1-8] 光合成由来の電解液添加剤によるTiO2/MnO2複合電極の光電気化学キャパシタ特性の改善

薄井 洋行1,3、野中 聡一郎1,3、鈴木 真2,3、道見 康弘1,3、坂口 裕樹1,3 (1.鳥取大院工、2.鳥取大院持続性科学、3.鳥取大GSC研究センター)

キーワード:光電気化学キャパシタ、光合成関連物質、酸化チタン

光電気化学キャパシタは電気化学キャパシタと太陽電池の機能を併せ持つ革新的蓄電デバイスである.本研究ではNa+吸着に適した広いトンネル構造を持つγ-MnO2を電極材料に用い,これを光半導体であるTiO2と組み合わせた光電気化学キャパシタ用複合電極を作製した.化学-バイオの融合分野の開拓を目指し,光合成関連物質を電解液に添加した結果,NADPHとATPの共添加によりTiO2の光キャリア(正孔)を効率よく消費できるようになり,TiO2の光起電力が劇的に向上し,複合電極の充放電特性が改善する効果を発見した.