2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[19p-E202-1~10] 12.7 医用工学・バイオチップ

2019年9月19日(木) 16:00 〜 18:45 E202 (E202)

宇野 重康(立命館大)、竹原 宏明(東大)

18:15 〜 18:30

[19p-E202-9] 平行板電極を用いた外部ノイズ印加による培養神経回路の同期バースト変調効果の解析

脇村 桂1、山本 英明2、井手 克哉1、平野 愛弓2,1 (1.東北大通研、2.東北大AIMR)

キーワード:大脳皮質、電気ノイズ刺激

培養細胞を用いた生体機能再現は神経科学の基礎研究や創薬スクリーニングにおいて重要な役割を果たしている.しかし,培養神経回路は生体内では見られない強い同期バースト発火を示すため,回路網の階層における神経系の機能再現は遅れを取っていた.生体神経回路と培養神経回路の大きな違いの1つが外界との相互作用の有無である.そこで,本研究では,1対の炭素電極を用いて培養神経回路へ電気ノイズを印加する系を構築し,ランダム培養回路ならびにパターン培養回路においてノイズ印加が同期バースト発火に及ぼす影響を解析したので,その結果を報告する.