2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[19p-PA6-1~28] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2019年9月19日(木) 16:00 〜 18:00 PA6 (第一体育館)

16:00 〜 18:00

[19p-PA6-22] シリコンミー共振器を用いた自己適応型放射冷却素子

高瀬 博章1、高原 淳一1,2 (1.阪大院工、2.阪大フォトニクスセ)

キーワード:二酸化バナジウム、放射冷却、ミー共振器

放射冷却素子は電力を必要としない冷却技術として注目を集めている。しかしこれまでの放射冷却素子は周囲の温度に関わらず冷やし続け、必要以上に温度を下げてしまう。そこで我々はシリコンミー共振器と相転移材料である二酸化バナジウムを用いて周囲の温度に合わせて冷却機能をスイッチできる自己適応型の放射冷却素子を提案する。本研究で提案する構造は可視光において半透明であるため窓材や太陽電池などへの応用が期待できる。