2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[19p-PB1-1~34] 12.7 医用工学・バイオチップ

2019年9月19日(木) 13:30 〜 15:30 PB1 (第二体育館)

13:30 〜 15:30

[19p-PB1-6] BSA固定化シアリルラクトサミンのインフルエンザウイルス結合活性

河原 敏男1、平松 宏明1、大海 雄介1、鈴木 康夫1、林 京子1、中北 愼一2、渡邊 洋平3、大野 恭秀4、前橋 兼三5、小野 尭生6、金井 康6、松本 和彦6 (1.中部大、2.香川大、3.京都府医大、4.徳島大、5.東京農工大、6.阪大産研)

キーワード:インフルエンザウイルス、糖鎖、結合活性

インフルエンザは人獣共通感染症であり、その原因ウイルスは非常に変異しやすい。そこで、早期の感染制御・対策を実現するためには、感染性を含めた早期変異を検出する超高感度センサーが求められる。インフルエンザウイルスの検出に糖鎖を用いたセンサー開発を行っているが、糖鎖の違いにより生体中の反応自体が影響を受けるため、複数の糖鎖での反応性評価を行い、検出分子系として適当な糖鎖分子の探索を行っている。本発表では、糖鎖を持たないタンパク質であるBSA (Bovine serum albumin) への固定化プロセスを用いて、Sialyllactosamine (SiaLacNAc)とSialylglycopeptide (SGP)のウイルスとの反応性を比較検討した結果について述べる。