2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[20a-E201-1~10] 17.3 層状物質

2019年9月20日(金) 09:00 〜 11:45 E201 (E201)

前橋 兼三(農工大)

10:15 〜 10:30

[20a-E201-5] 遷移金属酸化物ナノシート超薄膜を用いたメタン酸化反応の電気的モニタリング

〇(M2)石原 良晃1、杉本 渉2、野内 亮1,3 (1.大阪府大院工、2.信州大繊維、3.JSTさきがけ)

キーワード:遷移金属酸化物ナノシート、炭化水素酸化活性、メタン酸化

メタンは有用な化成品を得る原料分子として有望視されており、非常に安定なC-H結合を切る酸化反応が重要となる。そのような炭化水素酸化活性を有する物質として、IrO2のような遷移金属酸化物が知られている。従来は金属的性質を有するIrO2のバルク電気伝導度によってマスクされるために困難であったが、本研究では、原子レベルの薄さを有するIrO2ナノシート薄膜を検知層として用いることで、メタン酸化反応の電気的モニタリングに成功した。