2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[20p-PA3-1~42] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2019年9月20日(金) 13:30 〜 15:30 PA3 (第一体育館)

13:30 〜 15:30

[20p-PA3-34] 電圧変換部を持つパッシブ型有機強誘電体温度センサ

松本 拓土1、中 茂樹1、〇岡田 裕之1 (1.富山大・院理工)

キーワード:有機センサ

大面積化可能、超軽量、超薄型、フレキシブルの特徴を生かした有機デバイスの研究が盛んである。その他の応用として、圧力、光、温度、湿度、ガス等の情報がセンシングにより、新たなは場広い応用展開が考えられ、二次元情報のセンシングなども期待される。ここで、有機材料では、強誘電性、圧電性、焦電性など、センサに必要な特性を持つ材料も多く存在し、薄膜化、低温プロセス、大面積化などの特徴を利用して、センサやアクチュエータなど幅広い応用が可能であると考えられる。本研究では、熱容量及び熱伝導率が低く、センサ感度を高める可能性のある高分子焦電性材料Polyvinylidene Fluoride (PVDF)を用いた有機温度センサを試作し、その特性について検討した。