2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[20p-PB4-1~94] 2 放射線(ポスター)

2019年9月20日(金) 16:00 〜 18:00 PB4 (第二体育館)

16:00 〜 18:00

[20p-PB4-17] 中性子照射によるDy3+ドープCaO–Al2O3–B2O3ガラスの熱蛍光特性

〇(M1)河村 一朗1、川本 弘樹1、藤本 裕1、越水 正典1、岡田 豪2、古場 裕介3、小川原 亮3、須田 充3、柳田 健之4、浅井 圭介1 (1.東北大院工、2.金沢工大、3.量研機構、4.奈良先端大)

キーワード:中性子検出器、ドシメータ、熱蛍光

ガラス材料は,化学的耐性,加工性,および光学的品質に優れる点のみならず,製造コストの低廉さゆえに,幅広い分野で多用される.その中でも,我々は原子炉施設の10B含有ホウ酸塩系ガラスに注目し,中性子検出ガラスへの応用を企図した.以前,我々はDy3+添加CaO–Al2O3–B2O3ガラスを作製し,X線に対して良好な熱蛍光特性を示すことを報告した.本研究では,10Bおよび11B濃縮原料を用いて同様の組成のガラスを作製し,X線,α線,および中性子線照射後の熱蛍光特性を調べた.