2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[21a-E303-1~12] 2.4 加速器質量分析・加速器ビーム分析

2019年9月21日(土) 09:00 〜 12:30 E303 (E303)

大野 雅史(東大)、木寺 正憲(理研)、三宅 泰斗(理研)

09:00 〜 09:15

[21a-E303-1] カルシウム41の加速器質量分析法による高感度検出手法の開発

笹 公和1、落合 悠太1、高橋 努1、松村 万寿美1、末木 啓介1 (1.筑波大AMS)

キーワード:カルシウム41、加速器質量分析法、6 MVタンデム加速器

筑波大学では,41Caの加速器質量分析法(AMS)による高感度検出に国内で初めて成功している.CaF2試料からCaF3-を引き出しており,試料に添加する物質を工夫することでビーム電流値として500 nAを得ている.また,加速電圧6.0 MVにより41Ca5+を32.5 MeVに加速して5枚電極型ガス電離箱で検出している.検出するCaイオンの価数を5価にすることでビーム透過率は7%に向上して,41Caの検出下限として41Ca/Ca ~ 3 × 10-15を達成した.