2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

[21p-C213-1~7] 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

2019年9月21日(土) 13:00 〜 14:45 C213 (C213)

岡田 豪(金沢工大)

13:30 〜 13:45

[21p-C213-3] ミストデポジション法で作製した CsPbBr3 厚膜とその放射線検出特性

春田 優貴1、池之上 卓己1、三宅 正男1、平藤 哲司1 (1.京大院エネ科)

キーワード:ペロブスカイト、ミストデポジション法、検出感度

CsPbBr3 はその優れた放射線検出特性から、高感度の放射線撮像素子への応用が期待されているため、CsPbBr3 の厚膜作製技術が強く求められている。本研究では、ミストデポジション法を用いることで膜厚 100 μm 以上の CsPbBr3 厚膜を形成することに世界で初めて成功した。さらに CsPbBr3 厚膜を用いて検出器を作製し、現在実用化されているアモルファスセレン検出器の 30 倍以上の非常に高い検出感度を実現した。