[10a-PA5-1~29] 11 超伝導（ポスター講演）

[10a-PA5-11] MOPACによるSr₂CaCu₂O_y派生相の水分子侵入シミュレーション

〇河合 健勝¹、末松 久幸¹、藤本 晶²、中山 忠親¹、新原 晧一¹ (1.長岡技科大、2.沼津高専)

キーワード：超伝導体、インターカレーション、MOPAC

銅酸化物超伝導体の一つであるSr₂CaCu₂O₆はSrO層間に水がインターカレートすることで派生相を形成し、臨界電流密度(J_c)特性、不可逆磁場(H_irr)特性が向上することが報告されている。しかし、派生相の形成メカニズムは解明されていない部分が多く、水分子吸着位置の決定は派生相の形成メカニズム解明に重要である。そこで、半経験的分子軌道法のプログラムパッケージであるMOPACを用い、シミュレーション解析を行うことで分子吸着領域の決定を行った。