2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[11a-M136-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2019年3月11日(月) 09:00 〜 11:45 M136 (H136)

奥崎 秀典(山梨大)、浅川 直紀(群馬大)

11:30 〜 11:45

[11a-M136-10] 多層グラフェンフレークの剥離を利用した有機高分子基材からなる
薄膜状アンテナコイルの開発

〇(D)鉄 祐磨1、武岡 真司1、藤枝 俊宣2,3,4 (1.早大院先進理工、2.東工大生命理工、3.早大ナノ・ライフ、4.JSTさきがけ)

キーワード:高分子薄膜、多層グラフェンフレーク、アンテナコイル

ポリ乳酸(Tg: 56℃)などの医用高分子を基材としたデバイスの開発はバイオデバイスの発展に重要である。ガラス基板上に金/グラフェンインクをコイル状に印刷し、高温処理を通して低抵抗アンテナコイルを作製した。グラフェンフレークが層間で剥離する性質を利用して、ポリ乳酸からなる高分子支持膜にてアンテナコイルを剥離することに成功した。これにより、耐熱性に乏しい基材からなる低抵抗な薄膜状アンテナコイルを開発した。