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△ [12a-S421-10] Sm0.7Er0.3FeO3における室温近傍に制御されたスピン再配列転移の観測
キーワード:テラヘルツ波、磁気メモリ
弱強磁性体の希土類オルソフェライトはスピン再配列相転移温度(TSR)近傍において効率的なスピン制御が可能であり、超高速磁気メモリへの応用が期待されている。本研究では、室温における超高速制御実現のため、混晶化によってスピン再配列相転移温度を制御した。SmFeO3:ErFeO3=7:3の組成比においてFloating Zone法により結晶化に取り組み、テラヘルツ時間分光法により相転移温度が310 K付近に現れることを確認した。