2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

[10p-Z04-1~17] 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2020年9月10日(木) 13:00 〜 17:30 Z04

佐藤 威友(北大)、久保 俊晴(名工大)

16:45 〜 17:00

[10p-Z04-15] 陽電子消滅によるGaN基板上に成膜したTEOS-SiO2膜の空隙の検出

上殿 明良1、上野 航1、細井 卓治2、Egger Werner3、Hugenschmidt Christoph3、Dickmann Marcel4、渡部 平司2 (1.筑波大数物、2.阪大院工、3.UniBwM、4.TUM)

キーワード:GaN, SiO2, 欠陥

陽電子消滅は,固体の空孔型欠陥や空隙を感度良く検出できる非破壊検査法である.本手法を用いてSiO2/GaN構造の空隙,空孔の評価を行った結果を報告する.GaN基板上に厚さ22 nmのTEOS-SiO2膜をPECVDで形成した.成膜後,O2あるいはN2雰囲気中で焼鈍した.実験により1000℃,O2焼鈍ではGaN基板に空孔型欠陥が導入されるが,N2焼鈍ではこれが抑制されることがわかった.講演では,SiO2の空隙の変化やその焼鈍特性,基板への欠陥導入との関係についても述べる.