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[10p-Z21-14] 量子虚時間発展法のNISQデバイス実装に向けた非局所近似の導入:マックス-カット問題への適用
キーワード:量子コンピュータ, 組合せ最適化問題
高速な基底状態計算手法として、量子計算機上における虚時間発展法(量子虚時間発展法)が注目されている。従来はNISQデバイス上への実装に対し、ゲート操作数の課題があった。本研究では非局所近似と虚時間ステップの圧縮手法を提案し、マックス-カット問題に適用した。これより、大幅に少ないゲート操作数で高い計算精度を維持することが可能となり、量子虚時間発展法のNISQデバイス実装に道筋を立てることができた。