2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

[8a-Z24-1~9] 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

2020年9月8日(火) 09:30 〜 11:45 Z24

知名 史博(情通機構)

11:15 〜 11:30

[8a-Z24-8] Josephson接合の臨界電流値を考慮した断熱量子磁束パラメトロン回路のBER評価

〇(M2)伊東 大樹1、竹内 尚輝2、山梨 裕希1,2、吉川 信行1,2 (1.横浜国大院工、2.横浜国大IAS)

キーワード:超伝導, 断熱型磁束量子パラメトロン回路, ビット誤り率

断熱量子磁束パラメトロン(AQFP)回路は超伝導回路の一つで、低消費エネルギーであるという点で注目されている。AQFP回路は微小電流で動作する回路であり、ゲート間の配線長が大きくなると入力電流が小さくなり、熱雑音による誤りが生じる可能性がある。Josephson接合の臨界電流値を大きくすると、電流が増加するため、配線長をより長くできると予想できる。その時のBER評価を行ない、BERが10の-23乗以下となる配線長を求めた。