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△ [13a-PA6-3] 4H-SiCにおける基底面部分転位対の表面近傍での収縮・拡張時の反応経路解析
キーワード:転位、4H-SiC、反応経路解析
4H-SiC結晶中に存在するBPD(基底面転位)を低減させるために,TED(貫通刃状転位)へと変換させているが,変換現象は未だに解明されていない.そこで,BPD部分転位対が収縮する過程に着目し,表面や表面形状が転位対の収縮・拡張に与える影響について解析を行った.反応経路解析の結果,表面極近傍では,Cコア部分転位対の方がSiコアよりも移動しやすく,転位対収縮時のエネルギー障壁が小さく収縮が起こりやすいということが分かった.