2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.6 超高速・高強度レーザー

[10p-N107-1~12] 3.6 超高速・高強度レーザー

2021年9月10日(金) 13:30 〜 16:45 N107 (口頭)

佐藤 健(東大)

14:15 〜 14:30

[10p-N107-4] ダブルアト秒パルスを用いた過渡屈折分光法による内殻励起ダイナミクスの観測

〇(M2)大島 彬広1,2、増子 拓紀3、片山 郁文2、武田 淳2、小栗 克弥1 (1.NTT物性基礎研、2.横浜国立大学、3.東大院理)

キーワード:アト秒科学、高強度物理、超高速光学

近年、単一アト秒パルスを用いた過渡吸収分光計測により、高速緩和過程を持つ内殻電子の挙動観測が行われてきた。この複素応答(振幅・位相)を解明することは、内殻電子の波動性(波束・複素誘電率など)を理解する上で重要である。本研究では、ダブルアト秒パルスを用いた過渡屈折分光法を確立し、アルゴン原子の内殻励起に対する複素ダイナミクス計測を行ったので報告する。