2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[20p-A205-1~13] 6.6 プローブ顕微鏡

2022年9月20日(火) 13:00 〜 16:30 A205 (A205)

一井 崇(京大)、大塚 洋一(阪大)

13:00 〜 13:15

[20p-A205-1] qPlus AFMを用いたイオン液体/アルカリハライド極性面界面構造の高分解能分析

〇(DC)鮑 一帆1、河野 冬馬1、一井 崇1、宇都宮 徹1、杉村 博之1 (1.京大院工)

キーワード:イオン液体、原子間力顕微鏡、固液界面

イオン液体(Ionic liquids; IL)は難揮発性・難燃性など優れた物性を持つことから、電気化学、潤滑や結晶成長など幅広い応用が期待されている。特に固液界面は種々の反応場となるため、その構造分析は重要である。近年、IL中において、アルカリハライドの一つであるKBrの(111)配向成長が報告され、それに基づきわれわれはIL/KBr(100)界面およびIL/KBr(111)界面のAFM分析について報告を行った。一般に、アルカリハライド(111)面は(100)面と異なり、同一イオンのみが露出するため不安定であり、研究例が少ない。IL/(111)界面分析はILの結晶成長場としての研究において新たな知見を与えると期待できる。本研究では、ヨウ化ルビジウムRbIに着目し、IL/RbI(111)界面のAFM構造分析に取り組んだ。