[21p-C202-1~8] 17.3 層状物質

[21p-C202-3] 二次元強誘電体CuInP₂S₆における面直バルク光起電力効果

〇張 奕勁¹、谷口 黎²、増渕 覚¹、守谷 頼¹、渡邊 賢司³、谷口 尚^1,3、笹川 崇男²、町田 友樹¹ (1.東大生研、2.東工大フロンティア研、3.物材機構)

キーワード：二次元物質、バルク光起電力効果、強誘電体

CuInP₂S₆は、面直方向に強誘電性を示す二次元物質である。本研究では、CuInP₂S₆の上下にグラフェンを配置したvan der Waalsヘテロ構造を作製しその評価を行った。強誘電体から抽出した二次元ナノ結晶において、初めて電気伝導による分極反転の観測に成功した。さらに、CuInP₂S₆の分極の向きに応じたバルク光起電力効果が出現することを突き止めた。