2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[23a-C106-1~8] 12.2 評価・基礎物性

2022年9月23日(金) 09:00 〜 11:15 C106 (C106)

藤田 貴敏(量研機構)、石井 宏幸(筑波大)

10:45 〜 11:00

[23a-C106-7] オペランドKFM計測による有機アンチ・アンバイポーラトランジスタのキャリア伝導機構評価

竹入 聡一郎1,2、早川 竜馬1、山田 洋一2、若山 裕1 (1.物材機構、2.筑波大数理)

キーワード:有機アンチ・アンバイポーラトランジスタ、オペランド表面電位顕微鏡、キャリア伝導機構

有機アンチ・アンバイポーラトランジスタは、負性抵抗に類似した電気特性を室温で示す。本講演では、その動作機構についてオペランド表面電位計測から議論した。ドレイン電流が増加するゲート電圧では、電子およびホール伝導によりp型、n型半導体伴に電位が変化した。一方、負性抵抗領域では、片方の半導体でのみ電位勾配が生じ、半導体層が空乏化することによりキャリアの流れが阻害されることが分かった。