2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[22p-F408-1~14] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2022年3月22日(火) 13:00 〜 16:45 F408 (F408)

梶原 浩一(都立大)、篠崎 健二(産総研)

15:00 〜 15:15

[22p-F408-8] [第51回講演奨励賞受賞記念講演] Na2Si2O5ガラスとの反応焼結によるNaZr2(PO4)3のNa+伝導性の向上

〇冀 咏錚1、本間 剛1、小松 高行1 (1.長岡技科大)

キーワード:ガラスセラミックス、固体電解質、液相焼結法

前の報告では、Na2ZrSi2O7、ZrO2、NaPO3ガラスから出発し、液相焼結法で化学量論のNZSPを合成した。今回はより高融点(872°C)かつ高粘度のNa2Si2O5ガラスを選択し、化学量論のNZSPを合成した。その結果、NZSP由来の回折が確認されず、NaZr2(PO4)3とSiO2の回折が確認された。室温での最適化されたイオン伝導度は8.9×10-6S cm-1でした。また、活性化エネルギーは0.42 eVであり、純粋なNZPより16%減少した。