2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[24p-P02-1~14] 12.2 評価・基礎物性

2022年3月24日(木) 13:30 〜 15:30 P02 (ポスター)

13:30 〜 15:30

[24p-P02-10] ナノ・マランゴニ効果を用いた有機アモルファス膜の表面Tg領域評価 (I)

〇小谷 和馬1、辻岡 強1 (1.大教大)

キーワード:表面ガラス転移点、マランゴニ効果、ジアリールエテン

ガラス転移点Tgは、結晶化や表面形状変動など有機デバイスの特性に影響を及ぼす。表面TgはバルクTgよりも低いことが知られている。本研究では、アモルファス有機膜上にヘテロ分子を真空蒸着することで生じる局所的な表面張力の差に基づくナノマランゴニ効果を用いて表面Tg領域を調べた。ナノマランゴニ効果より表面多孔質が生じ、表面Tg領域に対応する深さがバルクTgに対応して4~7 nm程度である事が判明した。