[15p-B508-1~18] 12.2 評価・基礎物性

[15p-B508-14] ナノギャップ電気化学発光セルの作製条件の検討と電気光学特性

〇(DC)米本 了¹、上田 理永子²、大友 明²、野口 裕¹ (1.明治大理工、2.情通機構)

キーワード：ナノギャップ電極、電気化学発光セル、ナノスケール電界発光

我々は、新規電流励起型ナノスケール発光素子として、ナノギャップ電気化学発光セル（nano-LEC）を提案している。これまで、ナノギャップ電極間に電解質との混合膜として成膜された高分子半導体から電流励起発光を観測した一方で、放電が誘発する発光が比較的低電圧（~3 V）で生じることを明らかにした。本研究では発光ポリマー（F8BT）とイオン液体（P₆₆₆₁₄-TFSA）の成膜条件を再検討することで、電極破壊や定常動作の阻害を伴う放電機構を抑制することに成功したので、ここに報告する。