2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機・ハイブリッド太陽電池

[16a-A401-1~10] 12.5 有機・ハイブリッド太陽電池

2023年3月16日(木) 09:00 〜 11:45 A401 (6号館)

森 裕樹(岡山大)、中野 正浩(金沢大)

10:30 〜 10:45

[16a-A401-6] 有機太陽電池材料の最適なバンドギャップはいくらか?

吉田 弘幸1,2、中野 恭兵3、杉江 藍4、但馬 敬介3、尾坂 格5 (1.千葉大院工、2.千葉大分子キラリテ、3.理研、4.千葉大院理工、5.広大院工)

キーワード:励起子束縛エネルギー、有機太陽電池、バンドギャップ

励起子束縛エネルギーは有機太陽電池の電圧損失の原因となる。これまで困難であった有機半導体の励起子束縛エネルギーを精密に決定した。有機太陽電池材料など37分子について比較したところ、励起子束縛エネルギーはバンドギャップに比例するという結果が得られた。これを基に有機太陽電池のバンドギャップと光電変換効率の関係を予測したところ、従来の予測より最適バンドギャップは0.2~0.3 eV低いことがわかった。