2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[17a-E102-1~11] 12.7 医用工学・バイオチップ

2023年3月17日(金) 09:00 〜 12:00 E102 (12号館)

竹原 宏明(東大)、細川 千絵(大阪公立大)

10:45 〜 11:00

[17a-E102-7] 薄膜自己組立て技術を用いた三次元培養組織の形成と維持

酒井 洸児1、手島 哲彦2、後藤 東一郎1、山口 真澄1 (1.NTT物性基礎研、2.NTTリサーチ)

キーワード:細胞培養、グラフェン、自己組織化

立体的な培養組織を形成する方法として,薄膜を自己組織的に曲げることで鋳型を作製する手法が注目されている.しかし,長期的に培養するための条件に関しては十分に理解が進んでいない.我々は以前にグラフェン・パリレンCから成る積層薄膜が自発的に曲がることを見出し,培養組織の形成に利用してきた.本稿では,本手法が長期培養に適した条件を持つことをメカニズムから議論し,併せて長期培養の結果を発表する.