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[17p-B309-11] [第53回講演奨励賞受賞記念講演] グラフェン発光素子による高空間分解赤外分光
キーワード:グラフェン、赤外分光、高空間分解
赤外分光は、組成分布や分子構造が可視化できることから、幅広く利用されている。しかし、一般的な赤外分光の空間分解能は光の波動性による回折限界により10 µm程度と低く、高空間分解イメージングは困難であった。本研究では、非常に微小なグラフェン赤外光源を開発するとともに、光源に対して分析試料を近接させることにより、光源自体に生じる近接場を直接用いるという全く新しい原理によって、回折限界を大きく超える赤外イメージングを実証した。