[I-56] 光てこを用いた橋梁の変形計測のための基礎的検討
キーワード:橋梁、変位計測、光てこ
既設橋梁の健全度評価では外観の変状と機能的な劣化には相違がある場合もあり,荷重による変形を計測することで,直接的で重要な指標を得られる.本研究では橋梁変形の計測に光てこの利用を試みた.本手法では橋梁断面の傾きに応じて視準点の変位が観測されるが,この動きは計測装置の設定により増幅される.また傾きを伴わない変形では原理的に生じず,この特性により振動等によるノイズを排除して変形を簡便に観測できる可能性がある.模型実験による検討では,橋梁断面の傾きを伴わない変形に比較して,橋梁断面の傾きを高い感度で観察することができた.数値解析では,本手法で観測可能と思われる変形が実橋梁に生じることを確かめた.
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