令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

土砂移動・河床変動 (2)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:長田 健吾(阿南工業高等専門学校)

[II-210] 整備中の河川における河道維持管理費の簡易算定手法の検討

*加瀬 瑛斗1、浅野 寿雄1、尾ノ井 龍仁1、赤畠 義徳2、横山 千津子2、松森 真希2 (1. パシフィックコンサルタンツ、2. 国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所)

キーワード:維持管理費、段階整備、樹林化、河床変動、砂河川

洪水による災害の防止・軽減には河川整備に加えて適切な維持管理が必要である.河道は河川管理において重要な要素であるが,その変化は不確実性が大きく,整備の進捗に応じて異なることから,必要な維持管理の予測・計画は容易ではない.本論文では,流下能力に影響を与える河道内土砂及び樹木に着目し,河川計画で一般的に用いられる一次元数値計算モデルと維持管理実績を基に,現況河道と整備計画河道,及びそれらの組み合わせにより各整備段階の河道において必要な維持管理整備の間隔や維持管理費を簡易に推定した.事前に維持管理規模が予測できることで,効率的・効果的な河道の維持管理に向けて事業費・維持管理体制の確保が可能となる.

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