令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

地域計画

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 IV-1 (幸町北4号館 428講義室)

座長:氏原 岳人(岡山大学)

[IV-09] 将来人口分布の予測精度向上のための手法開発

*杉本 達哉1、天方 匡純1、神永 希1 (1. 八千代エンジニヤリング株式会社)

キーワード:将来人口分布、予測、アンサンブル学習、バギング法、土地利用

社会資本は長期運用を前提とするため,その利用対象は現在の国民だけでなく将来の国民も含まれる.このため,将来国民の所在,つまり将来人口分布を踏まえた社会資本整備が望まれるが,先行研究内容等ではその予測精度に一定程度の課題を残している.本稿では,予測精度の高い将来人口分布予測手法の開発を目的として,社会増減の設定に確率分布を導入するモデルを構築した.さらに,沖縄県を対象として2005年から2015年にかけて予測を行い,2015年時点での予測値と実績値を比較して,予測精度の検証を行った.その結果,決定係数0.980と高い予測精度となり,先行研究等と比較しても本手法の予測精度が高いことを確認した.

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