令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造設計

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 V-2 (幸町北5号館 522講義室)

座長:塩畑 英俊(東日本高速道路)

[V-414] RCカルバート構造物の配筋設計合理化に関する一考察

*村田 裕志1、畑 明仁1 (1. 大成建設株式会社)

キーワード:カルバート、隅角部、配筋合理化、塑性ヒンジ

土木分野において,RCカルバート構造物では,隅角部およびその付近が高密度配筋となりやすい.現状の設計指針類では,隅角部から一定の範囲を塑性ヒンジ領域と設定しなければならない.この部位では,靭性確保のためにせん断補強鉄筋を多量に配筋する必要があり,軸方向鉄筋では鉄筋継手を設けるには厳しい条件が課されている.このように,配筋設計に非常に苦労しているのが現状である.一方,建築分野のRC建物では,原則として塑性ヒンジは各層梁端および1階柱脚以外では想定せず,塑性化させる部材と弾性部材が明確に区別されている.このような概念を取り入れ,カルバート構造物の配筋設計を合理化する.

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