特殊コンクリート

[V-517] 使用材料と振動締固め時間の関係が即時脱型コンクリートの充塡性及び硬化特性に与える影響

*鹿江 史浩¹、橋本 紳一郎²、田中 孝一³、山本 康雄³、小嶺 啓藏³、伊達 重之⁴ (1. 福岡大学、2. 千葉工業大学、3. ヤマウ、4. 東海大学)

キーワード：即時脱型コンクリート製品、細骨材の実積率、振動締固め時間、充塡性、圧縮強度、表面性状

本稿では、河川護岸用ブロックの即時脱型コンクリートを対象として、製造条件が即時脱型コンクリートの充塡性及び硬化後の特性に与える影響について検討した。本実験では、製造条件の中でも振動締固め時間が即時脱型コンクリートの充塡性及び硬化後の特性に与える影響について検討した。その結果、使用細骨材の種類や物理的性質の違いによって充塡性及び硬化後の特性は異なり、特に実績率の低い細骨材を用いた場合、充塡率及び圧縮強度の低下を確認した。しかし、適切な振動締固め時間の設定により実績率の低い細骨材を使用した場合においても充塡性が改善され、目標強度を満足できた。