令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル (6)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 VI-5 (幸町総合教育棟 第11大講義室)

座長:砂金 伸治(首都大学東京)

[VI-545] 既設トンネルの断面を拡大する掘削における断面位置に関する解析的検討

*長谷川 慶彦1、日下 敦1、小出 孝明1 (1. 国立研究開発法人土木研究所)

キーワード:トンネル更新、断面拡大、数値解析

供用中の道路トンネルでは,断面積が比較的小さいトンネルを拡大する場合がある.拡大掘削では,新たにトンネルを掘削する場合と比較して,力学的な違いがあると考えられる.既往の研究により,トンネルの左右を均等に拡大する条件で支保構造の負担軽減等の可能性があることが報告されている.一方,施工にあたっては,既設トンネルの片側を拡大することにより施工性の向上等が期待できる.そこで,両側拡大と片側拡大のケースにおける支保構造の負担や既設覆工の力学的挙動等について,解析により確認し,片側拡大の場合も支保構造に比較的余裕があることを確認した.また,既設覆工は応力変化が生じやすくなることを確認した.

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