令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

石炭灰・焼却灰利用

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 VII-1 (幸町総合教育棟 多目的室6)

座長:福武 健一(大林組)

[VII-65] 重金属等を含む焼却主灰造粒固化物の長期溶出挙動評価(その3)

*河合 達司1、篠原 智志1、石神 大輔1、川端 淳一2、宮本 慎太郎3、皆川  浩3、久田 真3 (1. 鹿島建設株式会社 技術研究所、2. 鹿島建設株式会社、3. 東北大学)

キーワード:焼却灰、重金属、造粒固化、屋外暴露試験、炭酸化

筆者らは,焼却灰の造粒固化物を実環境下に暴露し,長期的な重金属等の溶出挙動を評価するとともに,溶出メカニズムの検討を進めている.屋外雨水曝露試験により,焼却主灰造粒固化物からの六価クロム,鉛,フッ素の溶出は,キルン炉とストーカ炉ともに約4年間地下水環境基準未満を維持した.浸出水のpHは開始時のアルカリ性から2年間で中性に低下した.また,硫酸イオンは試験開始後3年まで濃度が上昇し,炭酸化によるエトリンガイトの消失による寄与が推測された.カルシウムは浸出水中に流出する割合は少なく,カルサイトとして容器内にとどまっているものと推測された.

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード