令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(2)

座長:石田 仁(五洋建設)

[CS9-42] UAVを用いた吹付のり枠工の出来形計測の報告

〇小島 崇幸1、平尾 裕斗2 (1.東日本高速道路、2.ライト工業)

キーワード:i-Construction、のり面工、吹付のり枠、UAV、出来形管理

吹付のり枠工におけるUAVを用いた空中写真測量を用いた出来形計測について,計測精度の確認や作業の省力化について実証フィールドを用い実施した.検証の結果、吹付のり枠工の出来形計測についてUAVによる測量は,撮影方向をのり面正対とすることで国土交通省要領の準用が可能であった.枠の断面計測は,写真撮影について「0.5 ㎝/画素,90%ラップ」とすることで計測精度を確保できた.吹付のり枠工の面積計測では,-1~+2%程度の差で算出可能である.UAVの導入は、急傾斜地での現場作業時間の大幅な短縮が期待できる。作業約1500㎡の出来形計測に対し,UAVによる測量では,従来の5割程度の労力で完了した.

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