令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

免震・制振(2)

座長:豊岡 亮洋(鉄道総合技術研究所)

[I-193] 逆変位増幅機構を有するTMDのパルス性観測地震動に対する構造物応答低減効果

〇加藤 滉大1、澤田 純男2、五十嵐 晃2 (1.京都大学工学研究科、2.京都大学防災研究所)

キーワード:変位増幅機構、同調質量ダンパー、パルス性地震動、最大変位応答、パッシブ型制振

同調質量ダンパー(TMD)を地震動対策へ適用する際,パルス性地震動に対しては高い応答低減効果が得られない問題がある.効果を高めるため重錘質量を増加する方法が考えられるが,重錘質量は実用上の上限が存在し,質量比は設計上大きくできない.一方,TMDと制振対象構造物をてこなど変位増幅機構を介して接続し制振効果を高めたパワフルTMD(PTMD)が提案されている.PTMDは擬似的に質量を増幅する効果を有し高い応答低減効果が得られるが,パルス性地震動に対する効果は未検討である.本研究ではPTMDを拡張し反対方向に重錘変位を増幅する機構を有するTMDの提案,応答低減効果の検討及びPTMDとの比較を行った.

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