令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学(2)

座長:野田 稔(高知大学)

[I-232] トラス橋斜材のカルマン渦励振に関する迎角特性

〇原田 健佑1、松田 一俊1、井上 遥奈、加藤 九州男1、吉居 翔太郎1 (1.九州工業大学大学院)

キーワード:カルマン渦励振、風洞実験、迎角

長崎県の平戸島と生月島を結ぶ下路式3径間連続トラス橋である生月大橋の中間橋脚付近の斜材部でき裂が発見された.この疲労き裂の発生原因は季節風による振動が原因とされ高風速域における振動はカルマン渦励振と考えられた.実橋梁に吹き付ける風向きは様々であるため異なった風向きにおける斜材への影響の検討が必要とされる.本研究では3次元弾性模型を用いた応答実験を,迎角を変化させて行い斜材に吹き付ける風向がカルマン渦励振に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.ストローハル数はα=0°からα=13°付近にかけて上昇し,さらに迎角を増加させると減少していく傾向にあることが示されている既往の研究とほぼ対応した.

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