[I-445] 盛土の遠心振動台実験に対するSPH解析
キーワード:盛土、遠心振動台実験、数値解析、SPH法
盛土の耐震性能評価では、円弧滑り破壊を前提としたニューマーク法が使用されることが多いが、この手法では実際の盛土の損傷形態を必ずしも正確に再現できず、適切な耐震性能評価が困難な場合がある。一方で、損傷過程を被害調査のみから把握することは難しいため、筆者らは遠心振動台実験を実施し、損傷過程の観察を行っている。本稿では、SPH法を用いて実験の再現解析を実施した。その結果、実験と比べて深い位置での滑り線であったが、法尻付近からひずみが集中して滑り線が形成される損傷過程を再現できた。また、実験とは異なり加振によって滑り破壊に至らなかったものの、天端・法尻の変位量が発生する傾向は概ね一致した。
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