令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(測定)

座長:蘇 迪(東京大学)

[I-333] き裂形状をパラメータとした表面ひずみ特性に関する一考察

〇曽場 知世1、田井 政行1、関屋 英彦1、森近 翔伍1、高木 真人2、丸山 收1、三木 千壽1 (1.東京都市大学、2.共和電業)

キーワード:疲労き裂、K値ゲージ、応力拡大係数

鋼橋の損傷である疲労き裂は,部材の脆性破壊をもたらす可能性があり,適切な補修補強が求められている.そのため,疲労き裂の形状,特にき裂深さを把握することが重要である.き裂深さを同定する方法として,超音波探傷試験が検討されているが、十分な技量が必要であることから課題が残る.課題の解決に向け,簡易に応力拡大係数を計測できるK値ゲージによるき裂深さ同定を試みている.しかしながら,非貫通き裂に対するK値ゲージの適用性の検証が不十分である.そこで,本研究では,まず,非貫通き裂に対するK値ゲージの適用性を検討するため,き裂深さ・幅をパラメータとした有限要素解析により表面ひずみ特性の変化を明らかにする.

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